知って得する“マル得”情報
シミ、汚れについての“知っ得”
・1週間/A week
シミは1週間をめやすに、酸化が進み、急に落ちにくくなるんです。付いてすぐであれ、
ほとんどのシミは落とせます。 シミが付いたら、できるだけ早くお持ち下さいね。
・アイロン/Ironing
シミの中には、熱によって変化して、落ちなくなってしまうものがあります。
1つは、卵、牛乳、血液などの「タンパク質」のシミです。
もう1つは、ジュース類など多くの飲食物に含まれている「糖分」のシミです。
シミが付いたまま、アイロンをかけると繊維の表面そしてすきまにまで焼き付いて、
とても頑固なシミに変わってしまいます。
アイロンはシミ、汚れを落としてからかけましょう!
・化学薬品/Chemical
人間の肌には感じないほど弱いものであっても、化粧品は化学薬品なんです。
「ヘアムース、ヘアスプレー」などの樹脂材は、生地に残ると汚れを接着して、
とても取れにくいシミに変わります。
「香水」はその成分のほとんどがアルコールです。素材や染料によっては、
とてもとれずらい輪ジミになることがあります。
「除光液」は、アセトンという溶剤が主成分でアセテート、トリアセテートを溶かして
しまいます。 爪のお手入れの際は十分に気をつけて下さい。
・目に見えないシミ/Invisible
“汗”のシミには塩分やアンモニアなどが、“お酒、ジュース類”には糖分とアミノ酸
が含まれています。 いずれも乾くと見えなくなってしまうシミですが、時間が
たつとしっかり出てきます。 ドライクリーニング+ウェットクリーニングの
Wクリーニング“さらり”でしっかり落としましょう。 黄変も防げるので安心です。
・カビ/Mold
カビは真菌という微生物で、80%以上の湿度とウールやシルクのような蛋白質
が大好物。 シミや汚れがあれば、繊維を問わずどこにでも生えてきます。
クリーニングをして、虫干し、除湿剤という、きちんとした、お手入れをしていれば
心配いりません。
生地、素材についての“知っ得”
「ウィークポイント/Weakpint」
・ワイシャツの接着芯地/トップヒューズ芯
市販されているワイシャツの80%以上はトップヒューズ芯と言う接着剤(ボンド)を
使用した芯地が使われています。 そのためクリーニングとプレスによって、
エリ、カフス、前たての部分が収縮をします。
また溶けだして、エリの剣先にシミが出ることがあります。
・綿ニット、アクリルニットは伸びやすい
ニットは織物と異なり、繊維が自由に動きやすい構造になっています。
ウールのニットは縮むことはあっても伸びることはありません。
綿ニット、アクリルニットは着用によって体にフィットして伸びます。
デザインや編み方向によってはハンガーに掛けるだけで伸びてしまうことが
ありますのでご注意を。
・純白の天使たち
ウール、シルク、ポリエステル、綿、麻・・・多くの繊維は染色される前は、
少し黄色みを帯びた「生成り」色です。 これらを輝く純白にする為に使われるのが
蛍光染料なんです。
しかし、この染料は直射日光にとても弱く、すぐにまた元の生成り色に戻ってしまいます。
水洗いできるものは、洗濯工程で蛍光染料を加えることが出来ますが、
ドライクリーニングではできないのが現状です。
家庭でお洗濯の“知っ得”
「ドライマークの衣料品でも安心して洗えますよ!」がうたい文句の洗濯機や洗剤が
沢山ありますよね。でも実際には、縮んでしまったり、色落ちしたり、などの
トラブルが多数報告されているんです。
ウール、シルク、麻、綿、レーヨンなど、繊維製品の多くは水を吸収する性質があって、
これによって、型崩れや縮み、風合いが変わってしまうことがあります。
これらの失敗は元に戻すことができません。
ですから、大切なお洋服のお洗濯には私たちクリーニングのプロにお任せください。